ドリジノ
「ジーノ、それは」
「いいでしょ別に」
「いや、別にいいんだけ、ど」
「そんな大切なものなの?」
「そんなことないよ。いいよ、ジーノがほしいならあげる」
そうやって困った顔をしながらくれるだなんて、本当にずるいよ。ドリーはいつもそうだ。いつも、ボクが「ちょうだい」って言ったら「いいよ」と苦笑いをこぼしてボクの手の平に物体を乗せる。ほんとはこんなものほしいんじゃなくてもっと別のモノがほしいに決まってるじゃないか。そんなこと言えるわけもない。うつむいたボクにドリーが苦笑いしてくしゃり、と髪を撫ぜた。
ねだったくせに、苦い顔をしてうつむくジーノ。知ってるよ、本当にそれがほしかったんじゃなくて(もしそうなら自分でどうにかしてるだろ?)俺の意識をお前に向けさせたかっただけだなんて。そこまでお前を追い詰めたかと思うと自分がやるせなくて、でもそんな情けない姿をジーノに見せたくなくてごまかすような笑いを浮かべるしかなかった。うつむいたジーノの柔らかい髪をくしゃりと撫ぜたけど、臆病な俺は次に発する言葉なんて出てくるわけもなかった。
(ほんとにほしいのはドリーだけなんだよ。)(知ってるよ。)
***
言い訳。行き当たりばったりの勢いで書いたんでぐだぐだすぎますすみませんでした。親子のようで実は素直になれないだけな2人が好きです。ドリさん確信犯すぎてwwww
「いいでしょ別に」
「いや、別にいいんだけ、ど」
「そんな大切なものなの?」
「そんなことないよ。いいよ、ジーノがほしいならあげる」
そうやって困った顔をしながらくれるだなんて、本当にずるいよ。ドリーはいつもそうだ。いつも、ボクが「ちょうだい」って言ったら「いいよ」と苦笑いをこぼしてボクの手の平に物体を乗せる。ほんとはこんなものほしいんじゃなくてもっと別のモノがほしいに決まってるじゃないか。そんなこと言えるわけもない。うつむいたボクにドリーが苦笑いしてくしゃり、と髪を撫ぜた。
ねだったくせに、苦い顔をしてうつむくジーノ。知ってるよ、本当にそれがほしかったんじゃなくて(もしそうなら自分でどうにかしてるだろ?)俺の意識をお前に向けさせたかっただけだなんて。そこまでお前を追い詰めたかと思うと自分がやるせなくて、でもそんな情けない姿をジーノに見せたくなくてごまかすような笑いを浮かべるしかなかった。うつむいたジーノの柔らかい髪をくしゃりと撫ぜたけど、臆病な俺は次に発する言葉なんて出てくるわけもなかった。
(ほんとにほしいのはドリーだけなんだよ。)(知ってるよ。)
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言い訳。行き当たりばったりの勢いで書いたんでぐだぐだすぎますすみませんでした。親子のようで実は素直になれないだけな2人が好きです。ドリさん確信犯すぎてwwww
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