文章置き

written by古川優菜twitter:)http://twitter.com/fullkota思いついたときに思いついたことをつらつら書くので更新は不定期。
written by古川優菜
twitter:)http://twitter.com/fullkota
思いついたときに思いついたことをつらつら書くので更新は不定期。

家の鍵を忘れた話。

冬空の下、といっても5時半ともなるとこの時間だともう太陽も沈み綺麗なグラデーションもすっかり青みがかっている。テニスは外で練習するからどうしても冬は練習時間が少なくなる。・・・まあ、しゃーないか。物足りなさにため息を吐きながら門扉に手をかけて開こうとした時、あるものに目がいった。
玄関の前にしゃがんでいる、と言うよりも丸まっている姉貴。側には近くのスーパーのビニール袋とスクールバックが無造作に置かれている。・・・・なんとなくわかった気がする。
「姉貴、どないしたん」
できるだけ優しく声をかけてやると伏していた顔が突然俺の方に向く。暗くて分かりづらいが、明らかに涙目やろ。当然ながら俺は立ってるから上目遣いで涙目。・・・くっそ、なんで太陽沈んだねん!
「ひ、光・・・!!」
側に置いてあった荷物をそのままにして姉貴が俺に抱きついてきた。吃驚して一瞬よろけたけど、なんとか体制を立て直した。どれくらいああやって丸まっていたのだろうか、身体がほんまに冷たかった。震えてる姉貴を思わずぎゅ、と抱きしめた。
「あんな、鍵忘れた、ねん」
「そこの鉢植えの下は?いつも入ってるやん」
「なんでか知らんけど入ってなかった・・・」
「え、うそ。・・・遥がどっかにやったかな。」
「・・・そうかも」
「携帯は?」
「持っていくの忘れとって家の中、」
「兄貴の家行かんかったん?」
「誰もおらんかった、」
「・・・はあ。」
つくづく運ないなあ姉貴。友達の家にでも行っとけばいいのに。咄嗟で思いつかんかったんかな。ため息にびくり、と肩を震わせた姉貴に不謹慎にも笑いそうになった。ほんま姉貴可愛いわ。
「なあ、とりあえず中入らん?」

うれしいけど、ここ玄関の前やし。


***
ざいぜんくんが変態っぽくなってしまったけど、あれです、変態じゃなくてシスコンです。
焦ってるお姉さんを想像して可愛いって思えるほどドSでシスコンです。
あの後は家の中に入って、エアコン付けて、しばらく2人でぎゅーしてなでなでしていちゃいちゃしてると思います。部屋が暖まってくると我に帰ったお姉さんは「はっ、晩御飯!」って慌てて準備しだすのを見てざいぜんくんは拗ねると良い。


giant killingにはまりました。
3日でアニメ26話全部みたぜ。
今度原作買ってきます。
ETU皆素敵です。本当に甲乙つけがたい。
タッツミー、ジーノ、ドリさん、バッキー、堺さん、杉江君、赤崎君にどきどき・・・

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