文章置き

※現パロ・こたちか兄弟


いってきます、と出て行ったちかの声で漸く目が覚めた。・・・ああもう朝か。正直そんなに寝てない。でも宅配の仕事がある、から起きる。さっき出て行ったちかに起こされて、ちゅーして・・・なんだったっけ。ああ、ご飯。ちかが作ったご飯はおいしい。本当は一緒に食べたいのに、いつも起こしてくれない。あれが起こすのはいつも学校に行く前だ。気を使ってくれてるんだろうけど。
ちかは、俺の唯一。あれが俺の隣にいるんだったら何でもやる。毎月のように親類の北条家からお金が入ってきてるけど、それは使わない。俺が働いた金でちかを養う。そう決めた、から。ちかに与えるものは俺からのものじゃないとやだ。たとえ、金でも。ちかにバイトなんてさせない。誰がいるかわからないし。本当は学校にも行かせたくない。誰ともかかわることなく俺とちかだけの世界だったらいいのに。いっそ足でも折ってしまおうか、なんて。そんなことはちかが悲しむからしない。ちかは笑ってるのが1番良い。笑って学校へ向かうちかが、良い。ガシガシと頭を引っ掻いて、キッチンへ向かった。


その感情の名は、


（ちかに依存してるこたちゃんもいい。）（北条家はお金持ち！）