「仁のケータ「触んじゃねえ」「(´・ω・`)」
むく、と目が覚めた。携帯がなっている。といっても基本的にマナーモードなのでバイブレーション音だが。仁の携帯もそうなのだが、この振動は俺の携帯のリズム。眠いのう、なんでまたこんな早朝に。片手で目を摩りながら反対の手でベッド脇にあるであろう眼鏡を手さぐりで探し求める。おーあったあった。眼鏡に少し違和感を感じたのだが、まあええか、と気にせず携帯を取りに行く。
んー・・・最後に置いた覚えがあるのは向こうの机かのう。あくびをしながら隣で寝ている仁の邪魔をしないようにベッドを抜け出した。
どうせ部活じゃろう。携帯を開くと予想通り真田からの朝練の連絡。かったるい、さぼろう。心に決めてメールボックスを閉じた。今度こそ安眠するために、サイレントモードに切り替えて携帯を閉じた。ふわあ、とあくびをこぼしながらおのれの体はベッドに吸い込まれていく。みしり、とスプリングが悲鳴をあげた。
「それ、」
「あーすまんの、起こしてしもたか。別に何もなか、ただの部活連絡ぜよ。」
「携帯じゃねえよ。その眼鏡」
「んー・・・?」
眼鏡を外して薄暗い中目を凝らした。あ、これ仁の眼鏡か。なんじゃ、それで変な感覚がしたんやの。眼鏡をベッド脇に戻した。俺の眼鏡のその隣。ベッドの海に沈むと仁に体を引き寄せられる。これは昼までおやすみー、なパターンぜよ。
(あっくんは黒縁眼鏡、仁王ちゃんは赤縁眼鏡)
んー・・・最後に置いた覚えがあるのは向こうの机かのう。あくびをしながら隣で寝ている仁の邪魔をしないようにベッドを抜け出した。
どうせ部活じゃろう。携帯を開くと予想通り真田からの朝練の連絡。かったるい、さぼろう。心に決めてメールボックスを閉じた。今度こそ安眠するために、サイレントモードに切り替えて携帯を閉じた。ふわあ、とあくびをこぼしながらおのれの体はベッドに吸い込まれていく。みしり、とスプリングが悲鳴をあげた。
「それ、」
「あーすまんの、起こしてしもたか。別に何もなか、ただの部活連絡ぜよ。」
「携帯じゃねえよ。その眼鏡」
「んー・・・?」
眼鏡を外して薄暗い中目を凝らした。あ、これ仁の眼鏡か。なんじゃ、それで変な感覚がしたんやの。眼鏡をベッド脇に戻した。俺の眼鏡のその隣。ベッドの海に沈むと仁に体を引き寄せられる。これは昼までおやすみー、なパターンぜよ。
(あっくんは黒縁眼鏡、仁王ちゃんは赤縁眼鏡)
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