WA/久保時
「時任、どうした?」
さっきからずっとベランダのある窓を覗いている。夢中で。何かあるのだろうか。
「時任?」
「・・・あ?なに、久保ちゃん」
「ずーっと、窓覗いてたから。何かあるの?」
窓の外はいつもの風景。清々しく晴れた、日曜日の朝。外が暑いからか、窓を開けることはないけれど。
「んー、別に。ただ、いつも通りだなって」
「へえ、そう」
いつも通り。そうなのかもしれない。時任が外の景色に夢中で俺を見ていないのを別として。少しだけむすっとした表情を時任の瞳に入る事はない。それもなんだか腹が立つ。
「久保ちゃんなんでそんなに機嫌悪いの?」
「え?」
「顔。むすーってしてるぜ」
こいつはエスパーなんだろうか、と思った時、ガラスに反射する時任と目が合った。なるほど。お互いにくすり、と笑った。
「今日どっか行こうよ久保ちゃん」
「そーだねえ、駅前に新しくできたイタリアン食べようか」
「相変わらず新しいもの好きだな」
「ま、その寝癖直してからね。」「あ。」
さっきからずっとベランダのある窓を覗いている。夢中で。何かあるのだろうか。
「時任?」
「・・・あ?なに、久保ちゃん」
「ずーっと、窓覗いてたから。何かあるの?」
窓の外はいつもの風景。清々しく晴れた、日曜日の朝。外が暑いからか、窓を開けることはないけれど。
「んー、別に。ただ、いつも通りだなって」
「へえ、そう」
いつも通り。そうなのかもしれない。時任が外の景色に夢中で俺を見ていないのを別として。少しだけむすっとした表情を時任の瞳に入る事はない。それもなんだか腹が立つ。
「久保ちゃんなんでそんなに機嫌悪いの?」
「え?」
「顔。むすーってしてるぜ」
こいつはエスパーなんだろうか、と思った時、ガラスに反射する時任と目が合った。なるほど。お互いにくすり、と笑った。
「今日どっか行こうよ久保ちゃん」
「そーだねえ、駅前に新しくできたイタリアン食べようか」
「相変わらず新しいもの好きだな」
「ま、その寝癖直してからね。」「あ。」
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