草薙
(いずりな+多々良)
「え、ほんと?」
「多々良さん知らなかった?うん。それでね、」
「はいはい、そこまで。りなちゃんそろそろ帰らな明日も用事あるんやろ?」
「えーでも、」
「我儘言わんと。また明日おいで。今ならアパートまで送ったるから。な、いこ?」
「じゃあ俺店番しとくよ」
「おう、頼んだわー」
***
(いずりな)(上の続き)
「あ、ちょっと待って。コート着てくる。」
「あ、はい」
「…お待たせ。いこか」
「、はい」
「・・・」
「・・・」
「・・・ぷ、」
「な、なんですかッ」
「いや、あまりにもりなちゃん緊張しはるから」
「うう、だって」
「もっと緊張することしてみる?手、つなぐとか」
「えっ!?て、手汗がひどいんで」
「ぶはっ、そこかいな」
さっき断らずに素直に手つなげばよかったなあ。お互い並んでいるのに手はポケットに突っこんだまま。
沈黙のせいで草薙さんとほとんどお話できなくて、もうアパートは目の前。せっかく草薙さんと2人きりだったのに、恥ずかしくて喋ることなんてできなかった。がんばって話題探せばよかったなあ。徒歩10分の距離なんて、すぐそこだ。「ほな、また明日」そう言って私の髪をくしゃりと撫でる草薙さんはサングラス越しでもとても優しい目をしていた。
コートから煙草を取り出した、後ろ姿
(ほんまは俺も別れるん名残惜しいねん)
***
(いずりな)
「りなちゃん、あーん」
「?あーん(ぱく、もぐもぐ)あ、チョコレート?」
「せや。もらったのはええねんけど尊は甘いの嫌がるからなあ」
「アンナちゃんは?」
「いらんって。りなちゃんもう1個いる?」
「いる、けど次は自分で食べる!」
「いいから、あーん」
「、いじわる」
餌付けしてるみたいで楽しいとか言えへんわ。
(thanks to 梨杏さん)
「え、ほんと?」
「多々良さん知らなかった?うん。それでね、」
「はいはい、そこまで。りなちゃんそろそろ帰らな明日も用事あるんやろ?」
「えーでも、」
「我儘言わんと。また明日おいで。今ならアパートまで送ったるから。な、いこ?」
「じゃあ俺店番しとくよ」
「おう、頼んだわー」
***
(いずりな)(上の続き)
「あ、ちょっと待って。コート着てくる。」
「あ、はい」
「…お待たせ。いこか」
「、はい」
「・・・」
「・・・」
「・・・ぷ、」
「な、なんですかッ」
「いや、あまりにもりなちゃん緊張しはるから」
「うう、だって」
「もっと緊張することしてみる?手、つなぐとか」
「えっ!?て、手汗がひどいんで」
「ぶはっ、そこかいな」
さっき断らずに素直に手つなげばよかったなあ。お互い並んでいるのに手はポケットに突っこんだまま。
沈黙のせいで草薙さんとほとんどお話できなくて、もうアパートは目の前。せっかく草薙さんと2人きりだったのに、恥ずかしくて喋ることなんてできなかった。がんばって話題探せばよかったなあ。徒歩10分の距離なんて、すぐそこだ。「ほな、また明日」そう言って私の髪をくしゃりと撫でる草薙さんはサングラス越しでもとても優しい目をしていた。
コートから煙草を取り出した、後ろ姿
(ほんまは俺も別れるん名残惜しいねん)
***
(いずりな)
「りなちゃん、あーん」
「?あーん(ぱく、もぐもぐ)あ、チョコレート?」
「せや。もらったのはええねんけど尊は甘いの嫌がるからなあ」
「アンナちゃんは?」
「いらんって。りなちゃんもう1個いる?」
「いる、けど次は自分で食べる!」
「いいから、あーん」
「、いじわる」
餌付けしてるみたいで楽しいとか言えへんわ。
(thanks to 梨杏さん)
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